背中の痛み、肩甲骨の痛みについて

肩甲骨をおさえる女性の背中

肩甲骨あたりにピーンとはるような違和感がある。
パソコン作業など机に向かっていると背中が気になる。
朝起きると首、背中、肩甲骨あたりが痛い。(寝違え)
授乳中に首や背中に張りや痛みを感じる。
いい姿勢を心掛けてるけど背中がつらくなる。
肩を回すと肩甲骨あたりがゴリゴリ音がする。

 原因

背中の痛みのことを、専門的には「背部痛」とよんでいます。
原因はレントゲンなどの画像検査をしてもよくわからない場合が多いのが現状なのですが、下記のようなことが想定できます。

① 筋肉の疲労、緊張

背中にはしる大きな筋肉には僧帽筋、広背筋、起立筋、菱形筋などがありますが、それらの筋肉に負担や緊張がつづくと、筋肉の「こり」が生じます。こりの状態が長くつづくと、筋肉はかたくなり、背中がはった感じや、ピーンとつっぱるような違和感を感じるようになります。
さらに硬直が進むと痛みをともなったり、腕など他の部位にしびれを感じるようになる場合もあります。
猫背などの姿勢のゆがみ、長時間同じ姿勢での作業、精神的な緊張・ストレス・・・なども背中の筋肉疲労や緊張を引き起こす大きな要因と考えられます。

② 骨の異常

背中にある骨の病気によって背中の痛みがでることがあります。
例えば「骨粗しょう症」の方は骨がもろくなっているので、ころんだり、重たい荷物などを背負ったりして背骨に衝撃や負荷が加わると、背中から胸のあたりにかけて痛む場合があります。
また「胸椎腫瘍(きょうついしゅよう)」という骨のがんの病気があります。これは胸椎(肋骨にかこまれている背骨)にできるがんで、これも背中あたりに痛みを感じる場合があります。

③ 内臓の異常

膵臓、胆のう、肝臓、胃、心臓・・・など、内臓の多くはだいたい背中あたりに位置しているため、内臓の病気になったときに背中に痛みを感じる場合があります。
筋肉の原因による痛みかどうか大まかな区別の仕方として、「その痛みが体の動きと関係があるか?」というのが一つの判断基準になります。
体(背中)を動かしたときとは関係なく常に痛みを感じる場合は内臓の病気の可能性があるので、病院や専門機関で一度受診されるのがよいでしょう。

当院の施術

姿勢や関節の動き、筋肉の緊張を検査していきます。
当院にいらっしゃる方は上記の①番のような背中周りの筋肉がこわばっている場合がほとんどなので、その筋肉の緊張箇所を見極め、じっくりゆるめていきます。(②③の可能性がある場合は、まずは病院での受診をおすすめします)
筋肉がゆるんだら、その筋肉に関連する関節の動きを十分につけることで、より広範囲の筋肉を柔軟にしていきます。
柔軟になった筋肉は血の循環もよくなっているので代謝機能が促進されます。筋肉がどんどん代謝されて疲労物質が流れ出ていくと痛みや違和感が軽減されていきます。
施術である程度症状が改善したら、ご自身でその状態をできるだけキープできるよう自宅や職場でできるストレッチや、筋肉の緊張をリセットする方法をお伝えしていくので、普段の生活の中でも役立ててください。

このような声をいただいています

I.Nさん 20代 美容師

「とてもらくになります」
仕事柄どうしても右肩や背中、腰がこってしまうことが多いです。でも、だんだん痛みが出るようになってきたので、どうしても痛みがつらくなったときは湿布をはったり、マッサージを受けるようになりました。
近くには住んでいたのですが、こちらの院の存在には気づいておらず、たまたまネットで知って予約がとれたので試しに受けてみたのですが、今まで受けたマッサージよりも良くコリがとれます。受けているときはジ~ンと気持ちよくて、つかれているときは眠ってしまっています。その日は力が抜けていい意味でぐったりします。受けると体のラクな状態が続くのが良いです!