痛みで膝に手をあてている女性

症状と原因

今あなたは、どんな膝の痛みでお悩みでしょうか?

 ①ジョギング中(または後)に痛くなる
 ②長時間歩いた後に痛くなる
 ③スポーツなどである動きをするときに痛くなる
 ④階段の昇り降りで痛くなる
 ⑤座っていて立ち上がるときに痛くなる

①ジョギング中(または後)に痛くなる ②長時間歩いた後に痛くなる・・・の場合、もし走ったり長時間歩いたりすることが最近のことであれば、短期間に膝に大きな負担がかかったことによる一時的な痛みです。
この場合は、関節まわりの筋肉や腱が痛んだことが主な原因なので、炎症が治まるまで安静にしていれば痛みもひいていきます。日常生活に支障がないくらいの痛みであれば、無理な動きをしなければしだいに回復が見込めます。
また、やりながら回復させるという考えもあります。ある運動を始めたばかりの頃は、細胞の回復が追い付かないため痛みが生じることがよくあります。
でもそれは身体が変わっていく中で経る過程なので、ある程度その運動を続けることによって身体が早くそれに順応しようと筋肉が再構築されていきます。
その運動を続けて痛みが増していくことがないのであれば、体力を向上させながら回復させていくというのも一つのやり方です。

③スポーツなどである動きをするときに痛くなる・・・の場合は、そこそこ長い間そのスポーツをやり続けてきた方が多いのではないでしょうか。その場合、痛みの原因は筋肉疲労の蓄積です。
さらにいうと、その動きをするときに膝の動きに関連する箇所に不具合があるため、必要以上に膝に負担をかけてしまっていた…という場合があります。
であるならば、その関連する箇所(股関節や足首など)の不具合を改善することで、膝への余計な負担を減らすことができます。

④階段の昇り降りで痛くなる ⑤座っていて立ち上がるときに痛くなる・・・の場合、原因は長年のひざへの負担の蓄積や加齢などが考えられます。
ひざ関節の骨、軟骨、筋肉などの組織が衰えたり変形することで起こり、慢性的な痛みが生じます。
膝の動きに大きく関係する筋肉の「大腿四頭筋」や「ハムストリングス」が硬くなり、スムーズな動きがしづらくなってくると、立ち上がり時や階段の昇降時など瞬間的に力を必要とするときに痛みや違和感を感じるようになります。
 また、高齢者に見られる膝の痛みの多くが、関節組織の老化によるもので「変形性膝関節症」と呼ばれます。この場合は、根本的な改善は難しいです。症状の進行具合よっては一度整形外科で検査してもらうことをおすすめします。

当院の施術

・「大腿四頭筋」や「ハムストリングス」「前脛骨筋」などの直接膝の動きに関係する主要な筋肉の状態を確認し、緊張とっていきます。
・膝の動きに関節的に関連する箇所(股関節、骨盤、足首など)にも不具合があれば解除していきます。
・膝を中心に、足首・股関節・腰など全体的にバランスを調整することで、膝への負担を減らします。
・原因をつくっている生活習慣でのの立ち方、座り方、歩き方ななどの癖をみつけ、改善するトレーニングをしていきます。
・自宅でできる予防体操も取り入れ、長期的なケアをアドバイスします。

「変形性膝関節症」の場合でも、安静にしていると逆に症状の進行を早める場合があります。細胞は刺激をあたえることで活性化し、再生産されます。適度に身体を動かすことは身体を変えていく(維持する)ためには大切な作業なのです。
大きな改善は難しいですが、症状の進行を遅らせ、できるだけ良い状態をキープするためにメンテナンスを受けてうただくことは有効です。

このような声をいただいています

H.Iさん 40代 会社員

「走ることへの不安がなくなりしました」
ランニングをすると膝に痛みが走るようになり、心配になってこちらにきてみました。 膝自体には問題がなかったようで、ももの筋肉をほぐしてもらったら、 走っていてもだんだん痛みが気にならなくなりました。
てっきり膝がおかしくなってしまったのかと不安だったのですが、筋肉が原因だったとは意外でした。
先生におしえてもらったストレッチも入念にするようになり、今では普通に走れるようになったので良かったです。