しびれた手をおさえる

手や指先がピリピリする
肘から指にかけてジンジンする
二の腕から指まで全体的に重だるい

どんなときに、どんな職業に多いか?

あまり身体を動かさず、腕~手先を酷使するような生活環境だとこのような症状になる方が多いです。
デスクワーク(パソコン作業)、内装工事、厨房、美容師関係の方や、産後の子育てで抱っこをする機会の多いママさんなどによくみられる症状です。
症状がつらくなり、病院を受診すると 「手根管症候群」 「胸郭出口症候群」 「肘部管症候群」 などに診断される場合が多いと思います。

病院での治療を受けたけどなかなか改善しない…。
痛み止めの注射や手術ではない方法で改善したい…。
そういう方は、当院で病院とは違ったアプローチの施術を受けられてもよいと思います。

原因

腕の神経は、スタートは脳から頸椎の中を通って首の付け根から左右に分かれ、鎖骨の脇を通ってから、枝分かれしつつ肩、肘を通って指先にかけて流れています。

鎖骨近くを通る神経の流れの図

この流れのどこかで神経が挟まれたり、圧迫を受けたりすると、脳への命令、情報の伝達がうまくいかなくなり、「しびれ」という症状がでます。
神経への圧迫箇所が
首・鎖骨まわりであれば「胸郭出口症候群」
肘であれば「肘部管症候群」
手首であれば「手根管症候群」

ということになります。
首・肩のこりが慢性化してきたり、手首への負担が日々重なってくると、筋肉が緊張してこり固まってくるので、その硬くなった筋肉の圧迫が腕のどこかにしびれや痛みを引き起こす原因となります。

当院の施術

神経を圧迫している箇所を探り、圧迫原因を解除していきます。
硬くなった筋肉が圧迫しいる場合が多いので、筋肉の緊張箇所を探り、ゆるめていきます。
筋肉がゆるんだら、その筋肉に関連する関節の動きを十分につけることで、より筋肉を柔軟にして神経への圧迫を減らしていきます。
しびれを感じる部位の手前(頭に近いほう)に圧迫原因がある場合がほとんどです。
 例)指先にしびれが出る場合は手首への圧迫、腕全体にしびれが出る場合は首・鎖骨まわりの圧迫…などです。
また圧迫箇所がわかり、そこを解除できたとしても、実はその圧迫箇所をつくり出す原因が他にある場合もあります。

腕全体にしびれがある患者さんがいたのですが、そのしびれの直接原因(圧迫箇所)は鎖骨まわりの筋肉のこりでした。ですが、その鎖骨まわりの筋肉のこりをつくりだしていたのが、背中の筋肉(起立筋)の緊張だったのです。
その患者さんの職業は内装電気工事でした。あまり動かず、上を向き(首が反り)、肩甲骨まわりから手にかけて緊張しながらながら、手を上げた状態で天井の配線作業をする…。しびれが出てしまうのも理解できます。

このような、症状をつくりだす姿勢や動きはなるべく避けてください…とはいっても、仕事を変えるわけにはいきませんよね。施術である程度症状が改善したら、その状態をできるだけキープできるよう自宅や職場でできるストレッチや、筋肉の緊張をリセットする方法をお伝えしていくので、普段の生活の中でも役立ててください。

※手首のしびれ・痛みで、症状が出始めで炎症を起こしている場合は、まずは安静にして炎症がおさまるのを優先することをおすすめします。炎症箇所以外の筋肉の緊張をとることで、全体的な痛みを多少やわらげることは当院でも可能です。
※首~指先にかけて神経への圧迫箇所がみあたらないのにしびれが続く場合は脳に原因があるかもしれません。その際は一度、脳神経外科を受診することをおすすめします。

このような声をいただいています

Y.Rさん 30代 主婦

「肩の力も抜けました」
子供を産んでからは腰痛、肩こり、腕がはるようになり、最近では手にもしびれが出るようになりました。
赤ちゃんの抱っこなどで、手首にだいぶ負担がかかっていたようです。こちらで施術してもらって、パンパンにはっていた腕がだいぶラクになりました。そうしたら肩の力も抜けたようで、肩こりもラクになっています。もう手のしびれはほとんどないのですが、腰痛ケアのために定期的に通っています。気分転換にもなるので、ここに来ると心もラクになります。