ベッドに横たわる睡眠障害の女性

ベッドに入ってもなかなか寝付けない。
眠りが浅く、ちょっとしたことで目覚めてしまう。
早朝に目が覚め、そのまま眠れなくなる。
一度眠りについても、夜中に何度も目が覚めてしまう。
普通に眠ったつもりでも、朝起きると疲れが取れていない。
長く眠っているわりには熟睡感がなく、昼間に眠くなる。

このような状態が続くことを一般に「不眠症」といいます。
充分に睡眠がとれていないため、疲れが翌日に残ったり、注意力が散漫になったり、イライラを引きおこしたりたりと、身体に様々な不調を招く一因となります。

病院では…
・ストレスが原因といわれ、睡眠薬を処方された。
・特に体の異常はみつからないといわれた。

なぜ不眠症になるのか

・ぐっすり眠って疲れをとるためには、自律神経がリラックス状態である必要がある。
・睡眠がうまくとれない場合は、自律神経が緊張状態のままで、リラックスモードに切り替われないことが多い。

なぜ自律神経が緊張するのか?

・普段から長時間のパソコン作業、育児、介護、経営などで気を張っていることが多く、無意識に力が入るクセがついているため。
・日によって眠る時間が違う不規則な生活のため、自律神経が緊張していいのかリラックスしていいのか混乱して、緊張に偏ってしまうため。
・眠る直前までパソコンやテレビ、携帯電話などを見ているため、脳が情報処理のために活発に働いてしまうため。
・眠る直前に激しい運動をしてしまい、自律神経が活動をする時間だと判断し緊張状態になってしまうため。
・眠ろうと思っていても、今日の反省や、明日の仕事のことなどを考えてしまって脳が活性化し、自律神経も緊張状態になってしまうため。

どうすればよいか

●日常生活でできること

①適度な運動をする
・軽めのストレッチやヨガなど、ゆっくり呼吸をしながら行うと自律神経がリラックス状態になりやすい。
・歩く距離を長くする工夫をしたり、階段を使ったりして、簡単なことでも体が動かせる状態を多く持つようにする。

②質の良い睡眠環境をつくる
・眠る前の行動を毎日ルーティーン化することで、自律神経を混乱させないようにする。
・寝る直前までパソコンやスマホなど明るい画面をみない。(脳が昼間と勘違いしてリラックスモードになりにくい)
・着心地の良いパジャマや寝具を使う。
・夜の入浴では少しぬるめの湯舟にゆっくりつかったり、温かい飲み物を飲んだり、眠りにつくまでに体がだんだんにリラックスできるようにする。
・目を蒸しタオルで温めたり、リラックスできるアロマオイルを焚いたりするのも効果的です。

③朝日をあびる
・朝~午前中に日光を浴びる。こうすることで体内時計がリセットされ、一日の始まりを体で感じ、生活リズムをつくる。日中に活動して、夜になると眠くなる…とうリズムを整えていく。
・なるべく生活リズムを一定にして、緊張する時間とリラックスする時間のメリハリをつける。

当院の施術

・施術により自律神経のリラックス状態(副交感神経)を働きやすくし、過剰な緊張状態(交感神経優位)を抑制し、両者のバランスを整えていきます。
・歯ぎしりや歯の食いしばりにより硬くなったアゴの筋肉、ストレスで緊張した目のまわりの筋肉、首の筋肉などを緩めることで、全身の緊張を抜けやすくします。
・施術により体の緊張が抜けると、その場でぐっすり深い眠りに落ちることがあり、短時間でも疲労回復を感じやすい。
・呼吸の仕方、眠る前のリラックス体操など、できることから生活習慣を変えていきます。

このような声をいただいています

S.Mさん 20代 会社員

「よく眠れるようになりました」
いったん眠りについても、翌朝起きるまでに何度か目が覚めてしまうようになり、そのため仕事中眠気におそわれることが多くなり、どんどん悪循環になっていくようでした。
こちらで施術を受けた日の夜はぐったりと泥のように眠ってしまいました。それから何回か通っているうちにだんだん寝ていても目が覚めることが減っていき、だいぶよく眠れるようになりました。
疲れた状態がしばらく続いてくると、たまにまた起きてまうことがあるので、疲れがたまりすぎる前に施術を受けるようにしています。